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「ご注文の品は以上でよろしいでしょうか?」
「はい」
「それではこちらに伝票を置いておきますね。ごゆっくりどうぞ」
店員はお盆を脇に抱えてまた来た道を戻っていった。
「……ぷはっ!やっぱオレンジジュースに限るね!!
それにしても恭介ってそこまで幼なじみのこと想ってたんだね。
だから今まで付き合ったりしなかったんだ」
「ん、そうだな。初めて付き合うなら詩音がいいしな」
「僕はてっきり女の子に興味がないのだと…」
「そんなわけないだろ…。俺だって健全なる日本男児だ」
「はいはい、そうでしたね。っと、そろそろ帰らないと栞が来ちゃうな」
「それじゃ帰るか」
「うん」
2人はそれぞれ会計を済ませ店を出る。
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