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恭介と空で呼び方が違うのは…
「おはよ栞。全くだ、煩くて堪らん。それといちゃつくなら離れたとこでしてくれよ」
「栞おはよ~。恭介もああ言ってることだし少し離れよっか」
会話からわかったであろうが、空と栞は付き合っているのだ。
栞は他の女子と比べると格段に可愛い部類に入るだろう。
「…とりあえず時間になるまで寝るか」
恭介が机に伏せてから20分が経った頃にベルが鳴り、それと同時に先生が教室に入ってきた。
「おらー、SHR始めるぞ!恭介起きろー」
「………」
「…空、起こしてくれ」
「はーい」
と恭介の耳元まで顔を近づけ、
「起きろー!!」
「っ!?…空、お前か」
「先生来たのに起きない恭介が悪い。ほら、SHR始まるよ」
「今日は特に連絡はない。ないのだが、先に言っておくことがある。
本当は今日、編入生が来る予定だったんだが事情により遅れて明日来ることになった」
それを聞いてある生徒がお決まりのことを先生に聞いた。
「先生、男子ですか?女子ですか?」
「女子だ、かなり美人のな」
その瞬間、恭介と空以外の男子が叫んだ。
恭介はその煩さに顔をしかめて、空は苦笑いしていた。
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