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「とりあえず俺のタオルで血を拭け。お前の黒髪、染まったみたいに真っ赤だぞ」
海斗は私にタオルを貸してくれた。
「ありがと…」
私は顔を拭いて頭を拭いた。
「とりあえずその白兎って男…おかしいね。生徒会には転校生の報告なんて来てない。」
「でも先生は転校生って…それに私の夢の声にもそっくりだし…」
「あん?夢だと?」
「どんな事行ってたの?」
二人の顔が迫ってきた…
ちなみに前者が海斗、後者が蓮
「えっと…紙に書くね」
私は個室に備え付けられてある用紙とペンを取って書いた
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アリス…僕らのアリス
君は命の樹のカテとなって
世界をサイタンへと導くんだ
――――――――――――――
と…
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