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何故?????
たぶん私はわかっている。
彼の死ぬのを只待っているから苦しいのだと・・・・
「待つ」・・・
待つしかないの?
出来れば二人で死ねるのならいいのに・・・・
でも、私に出来る事は
「待つ」事だけ・・・
長い長い時間を
「待つ」
しかなかった。
ある日、彼の羽ばたく音がして目が覚めた。
私は、その羽音に釣られて大空に羽ばたいた。
空に飛べる事さえ忘れていたのに・・・
やはり彼がいるから又飛べる事が出来た。
湖に魚が泳いでいるのが見えた。
私は夢中に食べた。
お腹が一杯になった時、初めて気がつく。
彼は何処?
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