未定

6/9
前へ
/11ページ
次へ
『どうしてずっと私のこと見てるの?』 綺麗な少女の口からこぼれるのも綺麗な声なんだなと、つい聞き惚れてしまう。 「いや、その…」 焦りでまともな受け答えができない。 「綺麗だなって思ったから…つい見つめてしまって… 厭な思いをさせたよね?ごめんなさい。」 反射のように頭を深々と下げると、さっきまで頭のあったところを思いがけない言葉が通り過ぎる。 『なんだ、あなたも他の人と一緒なのね』 .
/11ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加