宿った光

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結局一睡もできないまま朝を迎えて、8時を過ぎた頃に雅に電話をかけた。 「おはよー」 何も知らない雅はいつも通りに電話に出た。 だけどあたしは雅の声を聞いただけで、涙が溢れ出して止まらなかった。 「雅…あたし…っ」 「…どうした?」 言って大丈夫かな? 雅はどう思う? …逃げられたら?
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