宿った光
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待合室では、雅がうつむいて座っていた。 あたしはゆっくり近付き、横に座る。 そして、そっと手を握った。 「赤ちゃん…いるって。」 「そっか…」 それ以上はお互い何も言わなかった。 病院を出て、ご飯を食べたりプリクラを撮ったりして普通に記念日を祝った。 前から約束していたペアリングも選んだ。 そして日が暮れだした頃、ふたりであたしの家に行った。
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