宿った光

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「どしたん?水野くんと何かあった?」 「お姉ちゃん…っ あたしもう雅の側にはいれない…っ」 絞り出すような声で言った。 お姉ちゃんは慌てることなく落ち着いた口調で話しかけてくれた。 「なんで?ちゃんと水野くんに言った?」 「言った… けど、無理やって言われたもん…っ」 「それは妃依のわがまま?」 「わがままじゃない…!」 わがままなんかじゃないよ。 あたしは我が子を守りたいだけ。
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