宿った光

25/31
前へ
/481ページ
次へ
「妃依?なにがあったん?」 お姉ちゃんはひたすら優しく問いかけてくれた。 だけどあたしはそれは言えないと言って決して答えなかった。 お姉ちゃんはふぅとため息をつくと、携帯を取り出して誰かに電話しているようだった。 「もしもし… 水野くん?」 お姉ちゃんの言葉にあたしは顔を上げる。
/481ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4107人が本棚に入れています
本棚に追加