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「もしかして妃依のこと探しとる?
あ~、そうやよね。
妃依今バイト先におるから迎えに来てあげて。
うん、じゃあ。」
お姉ちゃんは電話を切ると、あたしの頭を撫でた。
「すぐ来てくれるって。
お姉ちゃん怒鳴られちゃった。妃依のこと探しとる?って聞いたら当たり前やろ、バカ!だって。」
お姉ちゃんは苦笑しながら続けた。
「大丈夫だよ。もう一回ふたりで話してみ。」
大丈夫かな?
ちゃんと向き合えるのかな…?
その時、休憩室のドアが勢いよく開いた。
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