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『えー、今日は新しくこのクラスの仲間になる生徒を連れて来た』
『〇〇です、よろしくお願いします』
「オイ、ともだち」
「どした、親友」
「今更ながら気付いたんだけど、ここってやけに殺風景じゃね?」
「転校生キャラの〇〇さんは、スルーかよ」
「転校生キャラって……〇〇さん、性別やもとより顔すらわかんねーよ!!
描写足んねぇんだよ!」
「君の言いたい事は分かるけどねぇ、
描写ってのは周りを詳しく解説したりと会話や物語を盛り上げる為に使うモノだから、おーる会話のこの小説には必要性は皆無だ」
「めんどくさげに言うな!」
「えー…『景色なんて窓を見りゃいいじゃん、周りを見ればいいじゃん』っと、どっかの作家さんが言ってた」
「作者?」
「いや、作者曰くその作家さんの作品は『これまでケータイ小説見た中で主人公やヒロイン、サブヒロイン含めて全員かっけえ』と大絶賛するほどらしい」
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