我が家にて

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「分かりました。お名前は?」 「咲葉楼」 「結構無口だけど、良い人だから。じゃあ其方、彼方のトコに行って来るから!」 俺は先輩の腕をまた掴むと、彼方の部屋へ行く。 ここの執事とメイドは皆住み込みだから、部屋があるんだよ。 2回ノックすると、ドアを開ける。 「何の用?彼方」 「お嬢様…と…楼?」 「知り合いか?彼方」 凄い偶然! 「だって楼って仲間…っ!」 「言って良いよ。陽はもう知ってる」 「そう…。楼が来たから予想は出来てたけど…お嬢様、俺は楼の仲間です」 また凄い偶然来たな…。 「つまり、あの半透明な未確認生命体と戦ってるのか?彼方も」 「…半透明?お嬢様、まさか!」 彼方も相当驚いてるな。 何でだ? 「彼方。陽はあの姿を捉えてるんだよ」 「そうか…。ということは、やはり…」 「…だろうね」 あのー…勝手に2人の世界に入らないでもらえますか? こっちはよく分かんないんだけど。
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