学校より

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…ってか彼方スマン…。 お前まで六花に危険視されるかもしれない…。 まぁ、本人には言わないけど。 「そーいうことだから、部長にヨロシク!」 「了解。ってかさ、部長っていっても紫珱(シオウ)でしょ」 そうだけど。 流石六花、よく分かるな。 あ、紫珱ってのは園村紫珱(ソノムラ シオウ)。 同級生だけど、部長をやってる。 頭は凄い良い。 ついでに俺は副部長。 普段は全部部活は出てる。 今日は仕方ないけどね。 「ま、とにかくヨロシク!」 その直後、チャイムが鳴る。 俺達は席についた。 と言っても、隣が楼で前が六花。茉乃は斜め。 ってことは、あんまり動いてない。 そこで六花が振り向いて来る。 「後で話がある」 …何だろう…。 流石にまだ昨日のことはバレてないとは思うけど…六花は鋭くて、いつも隠し事が出来ないんだよな…。 「…分かった」 ひとまずはそう返事を返す。 しかも、なんたる偶然。 STクラスは今日急に出来たので、授業のことが何も決まってないらしく、今日は主に自習らしい。 それが分かってか、六花が俺の手を握り、人目がつかない所へ移動する。
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