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なんて感じにもなってたけど、俺の体が面白いことと判断して反応したのか、授業中とか暇なとき小指を伸ばしてた。
「…うわ、越えた」
ある日の俺の言葉。
小指が薬指の第一間接を越えたんだよな…。
「これでマジで霊感出たら凄くね?」
独り言になってるし。
―――――
んで、こんな面白いことになった日に何で忘れ物するわけ?俺。
真っ暗な学校。
少ないけどまだ下校中の生徒がいた。
気を紛らわせる為に携帯をつつきながら歩く。
一刻も早く帰りたいことから、若干早足になってるけど。
それで、教室からノートを取って帰ろうとすると、校庭から変な音がする。
…やっぱ気になるでしょ、こーいう状況。
生徒ももうゼロに近いし。
行って見ると…アレ?
先輩がいるよ。
無口尚且つ美形がどーたらで有名な先輩。
…ちょい待て。
何だ?半透明な何かと戦ってる?
しかも先輩負けてない?
助けるべき?
でも俺にはあんな半透明な未確認生命体と戦う力なんてないし、助ける義理もない。
後、先輩?
笛吹いて変な波動?みたいなのを出さないで下さい。
貴方は人間ですか?
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