《第1話 オセロ対決》

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ITV基幹はIQの高い子供達を集めていた。  2015年東京に隕石が落ちた直後、その周辺で生まれた子供達の中にIQの高い物が多くいたからだ。 ITV基幹は隕石との関連があると見ていた。  キリコが自分のバックの中からルービックキューブを取り出す。  「竜一君、これ知ってる。」 竜一が首を横にふる。  「ルービックキューブって言って6面の色を揃えるゲーム、昔、流行った物だから知らないか…」             「ゲームなんですか!」 「ゲームに入るわよねェ…」 キリコがルービックキューブを揃え始める。  「貸して!」 キリコが竜一にルービックキューブを渡す。  「こんなの簡単だよ!」 竜一がルービックキューブを揃え始める。  「早いわねーェ…凄いわ!…」 キリコが腕時計を見る。  「はい!出来たよ!」 「16秒…」   『私、昨夜やっと3分切ったのに…』 「本当に始めてなの…」 「初めてだよ!ゲームなら誰にも負けないんだ!」 「ゲームねーェ…」 『学校の成績は普通いやそれ以下、ゲームなら誰にも負けないか…』
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