リスカ

陰口

…なんなんだよ…。

そう思いながらも口にはせず,給食を食べ続けていた。

もしかすると私の勘違いかもしれないし…。

そんな事を給食をモグモグ食べながら考えていると
私の後ろの席の子が話しかけてきた。

『てかさー愛ｯて好きな人とかいるー?』

その質問を聞き,男子達がｸｽｸｽと笑う。

『いや…いないけど?』

『ふーん…』

といいながら奴は笑っていた。

私に、好かれたら、なんなの？

別に好きな人なんていないからいいけど…。