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おじさんから指輪を買ったあと、僕はまた歩き始める。 ポケットにしまった2つの指輪を指で確かめながら…冷たい感触がやけに懐かしい さっきの華やかさとは違う暗い路地裏、今の自分にはなぜか落ち着いて感じる 少し遠くで道をはしる車の音が少しうるさいけど、自分の足音がはっきりと聞こえるくらい静かな空間 それがなぜか居心地がいい。まだ生きているのだと実感させられる
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