頼れる魔法皇帝団

ー交流試合ー

恵は神奈たちの方に向き直り、結果を報告する｡

恵《詳しく調べた結果、あのﾊｰﾌｴﾙﾌの2人…突然変異種です｡まだ他に存在している可能性がありますが｡味方なら別に問題ありません｡敵になると少々厄介ですね｡ﾊｰﾌｴﾙﾌは特有の能力を使います｡それが突然変異種だと…》

神(国1つ破壊できる程の威力がある…ということだな)

恵(そうです｡帝が1人2人では止められない程の威力です)

恵が付け加えると4人は難しい顔になった｡

真(それで…特有の魔法とは?)

恵《はい｡相手の魔法を吸収し、その上に自分の魔力を上乗せして掌から同じ魔法を放つというものです｡自分の魔力だけでも放てます｡その名は『創造魔法』と言います》

神(厄介すぎるな｡敵ではないことを願おう｡もし…敵であるならば5人で止めるぞ)

4人(了解しました)

恵(放つ時には30秒程…時間があります)

神(その時は『神属性魔法』を使う｡ﾊﾞﾚても構わん)

念話での会話は終了し、試合に向けて各自準備をする｡