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恵「『[透視魔法]発動。我望む、かの者の状態を示し給え』」
真「…どうだ?」
恵「えぇ…まず、かなり熱があるわ。あと衰弱している。多分だけど『オロチ』が創った『幻想世界』に連れていかれて体力と疲労が重なったから…少し休めば大丈夫よ」
空「そうですか」
空夜と真吾はホッとした。
空「では、氷枕とタオル持ってきますね」
真「分かった。助かったよ、ありがとな」
恵「いいえ。私戻るから何かあったら教えてね」
そう言って戻っていった。
真「無茶ばかりしていると身体持たねーぞ、神奈…」
空「本当ですよ。昔から無茶ばかり…もう少し頼って欲しいですよ」
いつの間にか戻った空夜と2人で話していると、神奈がうっすらと目を開けた。
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