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運命の契約更改から、はや数週間、今日から秋期キャンプが始まろうとしていた。
~バルカンズ専用グランド~
「えぇ、今シーズンも残念な…」
例年通りに、皆木監督のあいさつからキャンプが始まった。
※皆木監督 指導力には定評があるらしい。
監「…であるので、このキャンプから頑張って欲しい。以上だ。」
パチパチパチパチ
矢「今年も始まったでヤンすね。小波くん。」
小波と矢部は1番後ろで、背伸びしながら聞いていた。
小「そうだね、矢部くん。でも今年はいつもとは全然違うよ。」
小波の目はギラギラと輝いていた。
矢「そうでやんすね。一緒に頑張ろうでヤンす。」
矢部が手を差し延べるが、小波はスルーして。
小「うん!そうだね。頑張るよ!」
といって矢部の肩を叩いた。
矢「頑張るよって、またオイラは無視でヤンすか…」
矢部がボソッと言った。
小「矢部くんなんか言った?」
矢「なんでもないでヤンす……」
小波は不思議そうに首をかしげた。
小「まっ、いいや。とにかく今年はやる気が違うよ!
今の俺はギラギラしてるぜ!!」(やばいっ、自分に惚れそうだよ)
矢(もう突っ込む気さえ起きないでヤンす…勝手にやってくれでやんす…)
その頃他の人はと言うと
聖はなぜかさっきの小波の台詞を聞いていた。
聖(私もお前に惚れてしまいそうだ////)
猛田はまだ、このまえの事を考えていた。
猛(……ハッ、もしかしてあれは俺を見ていたんじゃ)
猛「ダリャァァァァァ!!」
今度はいきなり叫びだした
そんな猛田に近くにいた聖を含めた数人が、ドン引きした……
上「あれっ、私はなしですか?」
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