秋期キャンプ

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小(い、痛ったぁ~、いったいなにがどうなって………って、何じゃこりゃあぁぁぁ!……) 気がつくと、鼻からおびただしい血が滝のように流れていた。(ただの鼻血。) おそらくボールが当たったのだろう。 小「ぐ、ぐぞ…いっだい誰が……」 クルッ サーーッ 後ろを向いた瞬間、小波の全身の血が一瞬にして引いた… 小「なっ、なっ、なっ……………」 そ、そこにはなんと… み「こ~な~み~く~ん♪」 バキッ ボキッ そこにはなんと…… 鬼のような形相で小波を睨みながら、指の節をおる、みずきの姿があった。 み「小波くん。私に、さっき言おうとした、たぐいは全部NGワードだから♪」 ギロッ み「気をつけたほうがいいよ…」 小「ず、ずびばぜんでじだ…」(………母さん、助けて……) ニコッ み「わかれば、よろしい!」 みずきの態度はコロッと変わったが。 小(や、やばすぎるよ……なんなんだよ、この人。) 小波は、その場から身動きひとつ取れずにいた。
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