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キャンプも終盤、練習も過酷を極めていた。
~バルカンズ専用グランド~
矢「にしても小波くんやっぱり、あれでヤンすね。」
小「どうしたの?キモメガネこと矢部くん。」
矢「だ~か~ら、あれでヤンすよ。あれ。」
小(あれっ、反応しなくなったな)
矢(オイラだって日々進歩してるでヤンす!同じネタは二度通用しないでヤンす!)
まっ、どうでもいいです。
小「で、なに矢部くん?」
矢「レギュラー組の人達はやっぱりすごいでヤンすね。」
小(いまさら!?もうキャンプ終わっちゃうよ!
……まあ、たまには話合わせようか)
小「うん、そうだね。さすがって感じがするよ。」
矢「そうでヤンすよ。バッティングも。」
ビュッ
カキーン!
ビュッ
ガキィィン!!
矢「ピッチングも。」
ビュッ
ギュルルル
ズバーン!!
ビュッ
ククッ
ズバーン!
矢「それに比べてオイラたちは…」
矢部は小波をチラッと見てため息をついた。
矢「足だけのオイラと、肩だけの小波くん………」
小(おいおい、これはおれに対する戦線布告か?調子に乗りやがって…
それならこっちも手加減しないよ……)
矢「ちょっ、小波くん?
小波くん!」
矢部、危うし!!
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