プロローグ

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―ある朝の事― 濃美太は、いつも通りに寝坊をし、超スローペースで着替えを済ませて、学校へ向かうのだった。 珍しく早足で歩く濃美太は、家から近い交差点で、いきなり飛び出して来たある巨体の人物にぶつかった。 その男の名は… 通称・邪威闇(10) 濃美太と同じクラスの不良で、喧嘩は負けた事が無い猛者だった。 本名は、豪打剛獅というのだが、クラスメートの半数以上が邪威闇と呼ぶ為、濃美太もそう呼んでいた。 邪威闇にぶつかった勢いでひょろひょろの濃美太は20メートル空に舞った。 そして着地に失敗し、尻餅をつき、痛がっていると… 邪威闇「おい!!濃美太!!」 邪威闇が濃美太の目の前に立ちはだかる。 濃美太「じゃ…邪威闇、ど…どうしてこんな時間に??」 濃美太の寿命が二年程縮まった。 邪威闇「店の手伝いをしてたんだよ!!と言っても借金取りを殴り倒してただけだがな!!…それより濃美太…よくもお前…」 濃美太「えっ…ぐふぁぁぁあ!!」 濃美太の右頬に邪威闇のアトミッククレイジーパンチが炸裂し、濃美太は電信柱に叩き付けられた。 邪威闇は濃美太と同じボンクラなのだが…ボンクラの中でも格はかなり上の方で、喧嘩という唯一の取り柄が彼の格をあげているのだった。 濃美太「つ…い…いてぇ…」 邪威闇「おい!!濃美太のくせに生意気だ!!お前今から俺様の為に女を用意しろ!!いいな??」 濃美太「え…女…??無…ぎゃはぁぁぶび!!」 有無をいわさず、邪威闇の股間スパークリングフィンガーが濃美太を襲う。 濃美太「あ…あ…ああぁぁぁ!!」 濃美太は絶頂を向かえかけた…。
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