way of life―first―

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《まあ、早く寝ろよ》 「わかってますよ」 軽い笑みを浮かべながら言うと、最下荘がわずかに揺れた気がした。 大家さんが笑っているのだろうか。 それともただの地震だろうか。 気になったが別に大家さんに訊くほどのことじゃないので黙っておく。 揺れはそれっきりしなくなった。 「さ、あと少しやったら寝ますか」 軽くストレッチをしてから机に向かう。 窓は開けたまま、カーテンだけを閉めておいた。 たまに夜色に染まった風が部屋に入ってきて、大輔の体を撫でていく。 その風が緊張感を全てさらっていくまで、大輔は勉強していた。  
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