2人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
ピンポーン。
家のベルが鳴った。
「こんな時間になんだ?…宅配便かな?」
ガチャッ。
「菅野葵(かんのあおい)さんですか?宅配便です。印鑑かサインをお願いします。」
葵は近くに置いてあったペンでサインをした。
「ありがとうございました。」
宅配の人は帰って行った。
荷物を受けとった葵は、中身が何なのか気になって気になって仕方なかった。
何故なら…
「なんか良いのないかなー。」
ある日の葵はネットオークションを見ていた時の事、
品名・@ 価格・0円 紹介・皆さんも試して見てください。きっと皆さんも楽しめるはず。
「なんだ?写真もないし0円っていくらなんでも…」
明らかに怪しいモノであった。
しかし、やっぱり気になるモノでもあった。
「ブブッ、ブブッ、ブブッ、」
突然、携帯のバイブがなった。
こんな時間にメール。
いったい誰からだろう?
メールの内容には
「葵さん…もうあれから4年経ったわ。
無理な話だろうけどあの子の事は
もう気にせず幸せになって?」
突然のメール。
楓の母親からのメール。
そういえば…
あれからもう4年もたったんだよな。
最初のコメントを投稿しよう!