いつか

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ピンポーン。 家のベルが鳴った。 「こんな時間になんだ?…宅配便かな?」 ガチャッ。 「菅野葵(かんのあおい)さんですか?宅配便です。印鑑かサインをお願いします。」 葵は近くに置いてあったペンでサインをした。 「ありがとうございました。」 宅配の人は帰って行った。 荷物を受けとった葵は、中身が何なのか気になって気になって仕方なかった。 何故なら… 「なんか良いのないかなー。」 ある日の葵はネットオークションを見ていた時の事、 品名・@ 価格・0円 紹介・皆さんも試して見てください。きっと皆さんも楽しめるはず。 「なんだ?写真もないし0円っていくらなんでも…」 明らかに怪しいモノであった。 しかし、やっぱり気になるモノでもあった。 「ブブッ、ブブッ、ブブッ、」 突然、携帯のバイブがなった。 こんな時間にメール。 いったい誰からだろう? メールの内容には 「葵さん…もうあれから4年経ったわ。 無理な話だろうけどあの子の事は もう気にせず幸せになって?」 突然のメール。 楓の母親からのメール。 そういえば… あれからもう4年もたったんだよな。
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