第2楽章

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“何で困るんだ むしろ嬉しいくらいだよ” と言いかけたが 怒った奏の顔を見て飲み込んだ 「……だいたい……」 奏は大声を出して 怒り散らしたいという衝動を抑えるのに必死なのだろう 静かに‥だけど大きく息を吸い そして ゆっくりと吐きながら言った 「タクトは何で この高校に来たのよ! タクトのレベルじゃ、もっと上の高校…それこそ修学とか行けたでしょ?!」
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