はじまり

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…次の瞬間、パンッ…!という乾いた音が室内中に鳴り響いた。 その音に驚いた島田が扉の方に目をやると、3人の男が銃口を向けながら入って来る。 「誰だ!?突然、何をするんだ?」 そう叫びながら、島田は瞬時に顕微鏡で覗いていた液体の入っている入れ物を取り、後ずさりしていた。 「…博士。手に持っている物をこちらへ。抵抗しなければ危害は加えません。」 「何を言っている!?これはまだ未完成なんだ!まだ金も受け取っていない!渡すものか!」
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