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(さぁ、どうなる!?)
タクはハムを凝視する。
「ハ、せ、先生!!」
その時クラスの一人が言った。
「んみゃ~?どうした?」
「あああ、あ、アゴが!!?」
「アゴがどうした?ん?おわあああああ~!!?」
ハムが自分のアゴを見ると、いつもの2倍、いやその更に倍の長さになっていた!
教室の温和な雰囲気から一転、部屋中が恐怖に満ちた。
「キャアアアアーーーッ!!」
「うわ、うわ、キモイーーっ!」
絶叫が教室をこだまする。
教室から逃げだす生徒もいれば、その場で泣き出す生徒もいた。
しかし、そこだけ時間が止まっているかのように静かに椅子に座っている生徒がいた。
タクだった。
クラスのみんながパニックになっている中でただ一人タクは恐怖を感じていなかった。
タクが感じていたものは恐怖感ではなく、高揚感。
湧き上がる感情を抑えることで精一杯だった。
時間になった瞬間から、徐々に伸びていくハムのアゴ。
アハ体験のような速さでゆっくりと、しかし確かにハムのアゴが伸びていくのをタクは見ていた。
「あのアゴの伸びっぷり、ほ、本物だ!アゴノート!!」
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