更なる一歩…

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 つい先日…優駿から電話がきた。  優「久しぶり。元気にしてた?」 彩「まぁまぁ。優駿は元気?」 優「俺もまぁまぁかな。」  何年も一緒にいて聞き慣れたはずの声が、何だか妙に懐かしかった。 彩「どうしたの?何かあった?」 優「何も無いよ。ただ…」 彩「ただ…何?」 優「別れる時、彩夏を傷付けたままだったから。」 彩「お互い様。だからもういいんだよ。」 優「……彩夏、今…幸せに過ごしてる?」 彩「幸せだよ。」 優「そっか。それなら良かった。」 彩「優駿、私ね、優駿といた時も幸せだったよ。今、優駿も幸せに過ごせてる?」 優「幸せだよ。」 彩「ありがと。」 優「俺の方こそ…ありがとう。」 .
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