冬の幻想曲

3/7
前へ
/14ページ
次へ
あれからもう一年…。 時間が癒やしてくれると思っていたが俺の心はあの時と変わらず空っぽなままだ。 変わらない毎日を只、無関心に過ごしていく。 生きていなかった。 まるで感情が欠落してしまったかの様に何も感じない。 元々、感受性が豊かではないけどそれすらも無くなってしまったようだ。 いつ俺には終わりの時が訪れるのだろう そんな悲観的な思考が頭を駆け巡り俺の心には、また鍵が掛けられていく。 変わらない日常を淡々と過ごす俺は今日もいつもと変わらず無表情のままバイト帰りの帰路についていた。 ,
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加