00.THE.FOOL.

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さっきのヘコミ様はどこへやら。かなりの上機嫌で鼻歌でも歌いだしそうな雰囲気だ。 「いや~なかなか男でも気軽に入れるケーキのうまい店ってなかなかないから、感激ですね。・・・ん!?。」 「・・・。」 「・・・・。」 急に黙り込んだので、不振に思い彼を見ると彼もまたこちらを見ていた。 「!?。どうかしましたか?。」 「えっ!!、いや。マスターさんが占いするんでしか!?」 「はっ!?。」 いきなり何を言いだすんだ、この人は。 「いや、だってここに書いてあるし・・・。」 と言って、彼は俺から死角になるカウンターテーブルの段差壁を指差した。  カウンター内からは見えないので、カウンターから出て客が指差してるところを見ると何やら小さい紙が貼ってあった。 (朝掃除したときはきづかなかったなぁ。いつからだ?。) 紙を読んでみるとこうだ。
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