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「あ、アタ」
彼の名は「アタ」
ヒロの幼なじみでクラスメイトだ。
「あー今日は……」
「そっか、今日生徒会ある日だったっけ？」
「よかったらアタも……」
ヒロの言葉を遮るようにアタは言った。
「ちょ、いや、いくらヒロと一緒でも俺はあそこには近づきたくない！まあ頑張って！」
焦った表情で即座に断りを入れたアタは、うなだれるヒロを後目に申し訳なさそうな顔をしてそそくさと教室をあとにした。
「やっぱダメか……だよなー」
それも仕方ない。
生徒会は悪魔達の巣窟なのだから。
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