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麻里は、私にベタベタくっついてどこに行くのも一緒。
トイレも購買に行くのも、私が別のクラスの友達の所へ行くのへも、必ず着いて来る。
もちろん朝も待ち合わせをし、帰りも一緒に帰らないといけない。
麻里は一人では何もできない人間で、一人で帰ったことなんて一度もない。
一緒に帰れない日は機嫌が悪くなり正直…面倒臭さかった。
ある日、私が春菜と遊ぶ約束をしていた時、春菜は別の高校だから私の学校の校門で待ち合わせをしていた。
「麻里、私今日春菜と校門で待ち合わせしてるから一緒に帰れへんねん。
ごめんね。」
私は申し訳なさそうにに言った。
「……」
その日の麻里はすごく機嫌が悪い。
沈黙が続いた後、麻里はこうつぶやいた。
「ムカツク!」
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