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私は、麻里に問い詰めたかったけれど… みんなの薄情さが悲しすぎて もう、どうでも良かった。 麻里はいつも気にいらない子がいるとすぐ周りを固めてみんなで無視をする。 決まりごと… だから私は男子から 「麻里ちゃんに酷いことした女」 って思われ… 女子には 「麻里の彼氏を盗った」 と言われた… そこから私は何をするにも一人ぼっちだった。 でも、私は一人での高校生活は何故か心地よかった。 もう麻里に縛られない… これからは一人でやっていこう。 反論しても惨めなだけ。 私はあんな人間にならないように…そう心に誓った。 でも… 一人で過ごすこの高校生活は、 そう長くは続かなかった。
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