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「美優!ごめん!」
何人に言われただろう…
みんな麻里のワガママさについていけなくなり、
私のところへ来るようになる。
「いいよ」
そう言いながらも心では全然嬉しくなかった。
こんな友情いらない…
それからは私の周りには何人も集まるようになり、
みんなして麻里の悪口ばかりを言う。
「女って面倒臭い…」
そう私は悠斗につぶやいていた…
この頃になると悠斗は私になんでも話してくれるようになり、私も悠斗には何でも話していた。
でも麻里の事は黙っていた。
「どうした?」
悠斗は心配そうに聞いた。
悠斗はすごい心配性で、
私がいない時に救急車のサイレンが聞こえるだけで、いつも心配をして電話がかかってくる。
悠斗は麻里のことは知っているし、私が無視されていると聞いたら麻里に文句を言うに違いない。
だから黙っていた。
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