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次の日…
私達は彼女の病室の前に立っていた。
「いいか?」
悠斗が私に聞く。
「うん…」
悠斗の顔を見てうなずいた。
コンコンッ
「はぁーい」
いつも通り彼女の元気な声がする。
「…悠斗さん…」
彼女は悠斗の顔を見るなりベッドから降りた。
「どこに居たの?すごく心配した… 」
後ろに私がいることに気づいた彼女は私を強く睨む…
「前妻が何の用?
邪魔しに来たなら帰って!」
彼女の顔は憎しみに溢れ恐かった。
「邪魔したのはそっちやろ!」
そう強く言った悠斗に彼女は驚いていた。
「なんなの?一体…」
彼女は強気の悠斗の態度に驚き戸惑っているようだった。
「全部聞いた。
お腹の子供の父親は北村さんやろ?
なんでそんな嘘つくねん!」
悠斗の声が部屋に響く…
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