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すると今までの彼女の顔が一変した…
「……なんで…?
悠斗さんが好きだからに決まってるでしょ。
子供ができたら私と一緒になる…
そうでしょ?」
今にも泣き出しそうな顔で悠斗を見つめる彼女。
「紺野さんとは一緒になるなんて考えもしいひん。
俺の嫁は美優以外考えられへんから。 」
悠斗は冷たく答える。
「あっそ…
奥さんの前だからそんな嘘つくのね」
「違う!
俺はずっと言い続けていたはずや。
美優以外考えられへんて…
いい加減わかってくれ!」
ドンッ…
「痛い…」
私の肩に何かが飛んできた。
彼女は私に本を投げてきた
「消えろ!消えろ!
お前なんて消えろ!」
身の回りの物全てを私に投げてくる…
その時の彼女の私を見る目は憎いものを見るかのようだった。
そんなに私が憎いの?
私もあなたと同じ気持ちだよ…
あなたが憎くてたまらない。
私は込み上げてくる怒りを押さえていた…
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