禁断の書物
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放課後。最後の100字を書き終えようとしていたマサトのもとに解放されたシンヤが戻ってきた。 「シンヤ!大丈夫か!?」 マサトは彼の容姿に唖然とした。彼の髪は真っ白に,と言うより精気が抜けたように全身が真っ白だった。目は焦点が合ってなくほぼ中国のミッキーであり,さらに何を言っても返事がなく,ほとんど屍の状態にあった。そして彼の口からは何かの呪文のような声がボソボソと聞こえてきた。
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