「覚り」の制御訓練

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寝室 仍徑「・・・ん?あれ?永遠亭なのか?」 仍徑はゆっくりと体を起す 永琳「起きたわね。具合はどうかしら?」 仍徑「ああ、軽くなった感じだ」 永琳「そう。あの時の状況覚えてるかしら?」 仍徑「そうだな・・・。おれはあの時心の中に居た」 永琳「心の中・・・?」 仍徑「心の中で覚りの妖怪と戦っていた」 永琳「それじゃああの時の出血はあなたの攻撃だったのね」 仍徑「?」 永琳「あの時貴方の体から大量の血が噴き出していたの。どんだけみんなが攻撃してもかすり傷程度しかつかなかった体にね・・・」 仍徑「そうだったのか・・」 永琳「それじゃ私は戻るわね」 仍徑「うん」 永琳「あとその子ずっとあなたの側にいて看病していたわ。目がさめるまで側に居てあげて」 隣にはこいしが心配そうな顔で眠っていた こいし「スー・・スー・・」 そして永琳は部屋を出た 仍徑「こいし、ありがとうな」
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