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裁判所で弁護士と話し、これまでの経緯を説明した
弁護士がいうには死刑は免れるそうだ
しかし、僕はそれなら裁判で何も答えないで下さいとお願いした
母に恥をかかせるぐらいなら死にたかった
し、強盗をするときも死ぬ気で行ったことを思い出した
弁護士も最初は反対だったが次第に説得された様子で
わかった…
と、短く言い部屋をあとにした
裁判が始まった
検察官が言いたい放題言っていたので、弁護士が心配だったが、弁護士は唇を震わせながら、勝の言った通りにしてくれた
結果は死刑
しかし助かったことに、この国では終身刑しか許されていなかった
まだ生きれる…
心の中で安堵する
もちろん、僕はこの制度は知らなかった
頭の中で必死に死の恐怖と闘っていたなかで、その結論は僕の緊張のひもを一気に緩めた
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