なかよし

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なかよし

たばこの煙をはく彼のとなりで、わたしは冴えた白いため息をこぼした。冷える夜の部屋の無機質なソファーの上で、慣れないたばこの白煙にまみれながら、電気ストーブの電源の入れ方を思い出せないでいた。
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