七回目・わぅあぅえう~な一日

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 なんて寒暖の激しい性格をしてるんだろうね……。 「……はは」  思わずギョッとなる勢いで表情を激変させた琴葉に、和也は苦笑。  もしかしたら、落ち込んでいたのは琴葉の演技だったんじゃ……なんぞと、そこはかとなくヘソ曲がりな言葉を口にしたくなった。  ――が、しかし。 「琴葉は、和也さわんが美味しく召し上がって下されば、それだけで十分しあわせですから♪」  そうと答えながら、極上の愛らしさで微笑んで見せる琴葉を見て、根暗な自分の思考を瞬時に霧散させる。  少なからず、琴葉が見せた微笑みには裏表など存在しない――そうと無言で顔が言っていた。  純真無垢な瞳をやんわりと細め、サクランボ色の頬を上気し、自分の持つ最大限の愛情をありったけ表面に出していた琴葉。
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