まさかの夢

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 朝、目が覚めると隣に敷いてあるはずの布団はないし隆也もいなかった。    あれから、黄色の粒を飲んで現在へもどってきたはず。疲れていたので、まわりをよく見ず布団にはいって寝た。    ふと、横で寝ていると思っていた智香は抱き枕だったことに気付いた。  何か変だった。私の家じゃない感じ。  慌てて起きた。やはり、間取りも家具も違うしキッチンもかたづいていない。バリバリの仕事人が一人暮らしをしている部屋みたいだ。  どういうこと?  考えてると電話が鳴った。死んだはずの母からだった。 「早苗、起きた?あんたねぇ毎朝電話で起こしてくれって30過ぎの女が親に頼むことじゃないでしょ。明日からしないからね。仕事頑張って!」  ????????  母が生きていて、私は仕事バリバリ?一人暮らし?  黄色の粒の数を間違えて飲んだのだろうか?  異次元にでも飛ばされた?     隆也と智香はどこへ行ってしまったんだろう?  テーブルに無造作にあった携帯のアドレス帳をあけた。隆也の名前がなかった。美晴と聡子、柳瀬はあった。
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