二人の実力

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「あ~ ちょっとした事情で転入してきた浅井理名さんだ 中途半端な時期だが仲良くしてくれ」 先生が紹介してる間、男子の半分以上の目がハート…いや、実際あり得ないがハートになりそうになるまでガン見していた。 「どうも理名ッス 名前の由来は理[コトワリ]の名前だそうで、好きなモノは強い人。嫌いなモノは小さな虫ッス どうも宜しくッス!」 女子の半分は理名の方を向いて、爪をガリガリ噛んで…って怖いな。そのくらい殺気を籠めて睨んでいた。 半分は友好的な目で見ていたが。 「それじゃあ浅井は… 秋澤の隣へ行け。秋澤、浅井に色々教えてやれ。」 ここでクラス全体が「え~!」「そんな~!」「かったりぃ!」と叫んだ 無論、「かったりぃ!」は刹那の台詞である。 しかし、理名は刹那の横まで歩いていき、 「宜しくッス、刹那」 と、言った 呼び捨てで 一瞬教室は凍りつく そしてその時、世界は……じゃなくて教室は動いた! 「教室動いたら怖いとか言うの禁止ッス♪」 「誰に言ってんだ?」 気にすんなや
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