二人の実力

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「漢が喧嘩を放棄するのか?」 「興味ねぇし」キッパリ 刹那は醒めた口調でキッパリ言った。後ろで理名の目がキラリと光る 「じゃぁ私が相手ッス! 武器は銃で能力は世界の審判[ジャッジ]ッス!」 そういうと懐からいつもの短銃ではなく、無駄な凹凸すらないスラッとした形の長銃を取り出した ちなみにどうやって取り出したかはあえて追求しないであげよう 「俺は女だろうが手加減しないぜ?」 「何言ってるんスか? 手加減なんかしなくても負けるくせに。言い訳が欲しいんスか?」 「このアマ!」 リーダーはパイロキネシスで火を起こし、それをジェット代わりにして間合いを一瞬で詰め、炎を宿したパンチを放つ 「近寄ること【拒絶】」 そういうと、まるで見えない壁に阻まれるように、リーダーの動きが止まる 上半身裸の男がわたわたするのは非常に目に痛い しかしリーダーはすぐに攻撃を火ふきに変える それを軽く避けて理名は長銃でリーダーの右肩を撃ち抜いた
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