529人が本棚に入れています
本棚に追加
「漢が喧嘩を放棄するのか?」
「興味ねぇし」キッパリ
刹那は醒めた口調でキッパリ言った。後ろで理名の目がキラリと光る
「じゃぁ私が相手ッス!
武器は銃で能力は世界の審判[ジャッジ]ッス!」
そういうと懐からいつもの短銃ではなく、無駄な凹凸すらないスラッとした形の長銃を取り出した
ちなみにどうやって取り出したかはあえて追求しないであげよう
「俺は女だろうが手加減しないぜ?」
「何言ってるんスか?
手加減なんかしなくても負けるくせに。言い訳が欲しいんスか?」
「このアマ!」
リーダーはパイロキネシスで火を起こし、それをジェット代わりにして間合いを一瞬で詰め、炎を宿したパンチを放つ
「近寄ること【拒絶】」
そういうと、まるで見えない壁に阻まれるように、リーダーの動きが止まる
上半身裸の男がわたわたするのは非常に目に痛い
しかしリーダーはすぐに攻撃を火ふきに変える
それを軽く避けて理名は長銃でリーダーの右肩を撃ち抜いた
最初のコメントを投稿しよう!