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刹那はその内の一枚――簡潔な形の短槍――の絵を拾い上げ、頭に思い浮かべながら、まるで振り回しているかのような動きをする。端から見ればイタい子である。
しかしここで刹那は何かボソッと呟く
すると絵とまるで同じ……いや、更にリアル感の…いや、漫画絵を実物にしたような現物を刹那は振り回していた。
演舞
それは観客がもしいたならば、皆拍手も忘れ、見とれてしまう程のものであった。
大きく槍を突き、片手に変える
今度は二槍術の演舞から二つを繋げて両剣の舞へ、そして下の紙を見ながら双剣、短剣、逆手剣、刀、昆、そして双銃の接近技までを全て流れるように放つ
周りにはいつ放ったか分からない手裏剣や投げ矢が散らばっている。
『異能力者』
人間に無いはずの能力を持って生まれた者の総称。人数は5000人~10000人に一人程の量。個人差もあり、「人より少し身体能力が高い」だけで、自分が異能力者であることも知らない者から、人を…生物を殺すことに特化したような能力を持った殺人鬼までいる。
社会ではこの存在は公にはされておらず、基本的にそのような能力は社会では認められていない。
そして更なる異端
『双能力者』
双とはあるが、実際は二つ以上の能力を持った者を指す。その確率は億を超える。
そして刹那も双能力者である
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