大暴れ…後半戦

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そんな錯乱状態の私 気が付けば、ありとあらゆる窓から脱出を図ります 捕まって床に投げられるを繰り返し… うわぁー!! って、気が付けば台所に走り、包丁を引き抜き風呂場にダッシュ… 旦那サマにガッチリ両手押さえられ、万歳状態になる私 でも錯乱のバカ力は恐ろしく、必死に振り下ろしながら、けど自分の身体には届かず、二人羽織りみたくなってその手にしてる包丁を、旦那サマにまで突きつけました 私、本気で刺そうとしてた… それでもやっぱり、敵わずまたヘタリ込んで号泣 包丁は取り上げられ、諦めた… と見せかけて、お風呂場にはまだ自分を傷つけられる凶器がある事に気付き… 本当に凶器よりも、自分の狂気があり得ない… なんて呑気な事言ってられなく、風呂場に閉じこもり… 旦那サマは勿論体当たりで開けようとします 押さえながら、旦那サマ用か自分用か手の届きそうなカミソリを探す 次の瞬間、ドアは壊れ私は取っ手と共に吹っ飛びました そして強烈なビンタと共に、怒鳴られました 当たり前です そこで私はどうしたか… 最低に最狂な私は、完全にイキました 風呂場から引きずり出そうとする旦那サマのお腹に、風呂場の壁にしがみつきながら、ドッカドッカ蹴りをいれました いくら鍛えてる腹筋といえど、自分でも信じられない位、本当にドッカドッカ蹴っていた いつ蹴り止めたのか… そこから記憶は途絶えてるのですが、その後自分で薬を出し それ規定量だよね!? って、怒られながら飲んだのは覚えてて… 眠剤が効いて寝て、朝、目が覚めた時…旦那サマはまだ起きていました 止めてる煙草をまた吸わせてしまったし、って、そんな次元じゃないし 飯島愛サンが警察に相談してたって話だけど、私も凄くわかる 良い時と悪い時の差が大きすぎて、歯止めもきかないし あぁ…本当に私はおかしい って こんなんで、こんな迷惑ばっかりかけて、なんで生きてるのって 旦那サマ… 私、本当に愛したい もう辛くさせたくないのに、上手に出来ない 旦那サマのお腹には、私の足の爪が刺さってえぐれた跡がありました 私もいまだにアザと引っ掻き傷だらけです 自分の傷は、旦那サマが必死に守ってくれようとした証で嬉しい 旦那サマの傷は… 見えない傷をどこまでつけて、私はふてぶてしく生きてるんだろう 本当に終わってるよ
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