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虐待→性的虐待
『良く来たね』『小さいのに、虐待されて可哀想に…』父方の、実家(鹿児島)に着くなり、祖母が私の傷を見て泣いた…。私も、それまでの辛かった日々を思い出し、一緒に泣いた…。
一瞬、暖かい気持ちになれた…。
実の母と離れて(正直、まだ三つだった私は母の事をあまり覚えていない)が、久しぶりに『幸せ』と感じた一日だった。
山の上にポツンとある一軒家、その日から『あたし』の新たな牢獄となった…。
『おじいちゃんが不機嫌になるから、一緒にお風呂に入りなさい』『おじいちゃんが機嫌悪くなるから、おじいちゃんと、一緒に寝なさい』いつも、祖母に言われる言葉…祖父は私と一緒に居たがった…。
うちの父方の家系は、男家系で女の子が産まれた事が本当に嬉しかったらしい…。
でも、私は祖父が私を見る目が気持ち悪くて仕方無かった…。
『うっ!』綺麗に稲を刈った田んぼに車を止めて、『あたし』を裸にし5歳児のアソコに、自分の汚れた物をこすりつけて、五歳児のアソコを舐めて喜ぶ祖父がいた…そう、祖父から性的虐待をうけていたのだ…。
もちろん、性的虐待だとちゃんと分かったのは、何年かしてからだったが、気持ちの悪さに幼ながらに吐き気を催した…。『あたし』五歳、小学校に入る前の年だった…。
なんの生活力も無い、抵抗する事も分からない5歳の『あたし』は、祖母からいつも不機嫌な祖父への機嫌とりになった…。
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