問題編 SideーA

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 目を覚ますと、すでに朝日は昇っているようだった。  私はベッドから起きるとカーテンを開け、上半身を晒す。  柔らかな陽射しが私の身体を包み込んで暖めてくれる。  すずめの鳴き声が心地良く耳に響いた。  今日はどうやら晴れらしい。  ここ数日降り続いた雨はどうやら夜の間に止んでしまったようだ。  連日の雨に気が滅入りそうになっていたので、ほっとする。  窓も開け放ち、私は朝の澄んだ空気を味わいながら着替えやお化粧を始めた。  さいきん涼しくなってきたけど今日は天気も良さそうだし、長袖じゃなくても良いかな。  ゆっくりと身支度をすませた私が時計を確認すると、もうすぐ朝ご飯の時間になろうとしていた。  私の部屋は一階にあり、キッチンへは廊下を真っ直ぐ進むだけでいい。  外に出た私が杖を手にパタパタとスリッパを鳴らしながら歩いていると、 「お姉ちゃん」
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