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「そうですか……。あの、こちらへはまだご滞在ですか?もし宜しかったら、またおいで下さいませんか?」
「え?」
「実は私は足が不自由で、滅多にこの家から外へ出ないんです。良ければ外のお話を聞かせて頂ければと……ご迷惑でしょうか……?」
足が不自由?
一見してそのようには見えなかったが、彼が嘘を言っているようにも思えなかった。
こんな田舎の山奥で、一日中家の中にいる気分とはどんなものか。
彼のような若者ならばさぞ退屈でもどかしいであろう。
同情と好奇心、俺はその申し出を受け入れた。
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